ダンシング土偶?!大地のパワーがもらえます
まるでダンスしているよう。手作りの暖かさとキラキラとした純粋なイメージを感じます。
東京国立博物館で開催中の国宝 土偶展に行ってきました。来年の2月21日まで開催です。12月28日から1月1日は年末年始のお休みなので、ご注意ください。
わあ、いるいる。なんとも可愛くユーモラス。埴輪よりももっと素朴なイメージです。
土偶は縄文時代の草創期に生まれたと言われています。今から役1万3千年前。ああ、なんという長い時間。人間がおおまかに百年ずつ生きるとして、千三百回生まれ変わらなければならないということかぁ。
そうそう、やはい「縄文のヴィーナス」は外せませんよね。
どっしりと安定感があって、まさに母なるもの。お母さんの暖かくて大きな包容力と、力強さ、しなやかさを感じさせます。
続いて、今年国宝に認定されたという「合掌土偶」。
体育座りをして、胸の前で両手を組んでいます。こちらは、衣服に文様がつけられていて、縄文のヴィーナスよりも細密な感じです。
人間だけではありません。動物たちも負けてはいない。
亀やコウモリみたいな形もあります。
ほかにも、壺に顔がつけられているものや、マトリョ^シカのように頭と胴体がぱかっと外れるものなどは、思わず使いたくなります。机の上に置いておけたらいいのに……。
あれ、これは岡本太郎さん(笑)
会場は東京国立博物館の本館で、1室のみの公開ですが、点数は67点。一個一個を前後左右まわりながらゆっくり見ていると、かなり時間がとられます。それだけ見ていて飽きないということでしょう。
一昨日、twitterで仏像好きな方から質問を受けました。楽しめますか?との。
そこでかなり強引にたとえてみました。
仏像でたとえるならば土偶は、
阿修羅ではなくて、円空・木喰仏ですと。みなさんはいかがでしょうか?色々と感想をお聞かせいただけたら幸いです。
さて、東博の帰り道、上野公園を歩いていると、大きな樹木が。なんだか樹木も踊っている?まるで今見てきた土偶のように見えてきて、これは縄文人たちは人間だけではなく樹木や身の回りの様々なもののもっている生命イメージを自然と土偶に反映したのだろうか?などと夢想しながら帰途についたのでした。
なんだか両手を挙げて踊っている土偶みたい?
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