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UBSによる「アニー・リーボヴィッツ展 『WOMEN』」、来年1月より世界巡回が決定

Annie & Nick, Annie Leibovitz, Houston, Texas, 2008現代アートをグローバルに支援するリーディング・サポーターの一翼を担う企業として、文化・芸術活動をサポートするUBS。そのコレクション「UBSアート・コレクション」は世界で最も重要な民間企業による現代アート・コレクションの1つとして幅広く知られています。このたび、UBSによる写真家アニー・リーボヴィッツの新作写真を集めた個展「アニー・リーボヴィッツ展『WOMEN』」の世界巡回展の開催が決まった。2016年1月のロンドンを皮切りとして、1年間で世界10都市に巡回される。ロンドンの次は、東京、さらにサンフランシスコ、香港、シンガポール、メキシコシティ、イスタンブール、フランクフルト、ニューヨーク、チューリッヒ他で開催を予定しており、作品は無料で一般に公開される。今回の展示のために制作されるのは、約15年前にスーザン・ソンタグとの共作で出版された肖像写真集に端を発したプロジェクト 「リーボヴィッツ」の続編となる。その写真集『Women』の刊行にともない、ワシントンD.C.のコーコラン美術館では展覧会も開催された。同書は高い人気を誇る写真集となり、リーボヴィッツ自身も、さらにこのテーマの探求を望んでいた。新たに制作された肖像写真作品群には、今回の巡回展でも『Women』のタイトルが付けられ、約15年を経た今、現代における女性の役割の変化が如実に反映されている。

アーツカウンシル東京が新たな助成プログラムをスタート

 アーツカウンシル東京がこのたび、新たに2つの助成プログラム「東京地域芸術文化助成」「芸術文化による社会支援助成」を新設し、公募を開始した。また8月18日(火)17時から、アーツカウンシル東京でこのプログラムに対する説明会も開催される。こちらの説明会には、平成27年8月12日(水)17時までにメールでの申込みが必要(詳細はこちら)。募集についての概要は以下の通り。●「東京地域芸術文化助成」(東京を拠点とする NPOや実行委員会、芸術団体等に対して活動経費の一部を助成)対象:東京を活動拠点とするNPOや実行委員会、任意団体、芸術団体等が主催(または主体となって実施)する、 東京都内の無形民俗文化財を活用した地域の文化の振興に資する公演活動及び映像等による発信活動申請書提出締切:9月14日消印有効●「芸術文化による社会支援助成」(様々な人々と芸術文化を繋ぐ活動や芸術文化を通じ社会課題に向き合う活動を支援)対象:〈分野〉としては特定のジャンルにとらわれない芸術活動。〈活動〉としては障害者等の芸術文化の鑑賞・体験機会の拡充及び表現活動、障害者等と芸術文化をつなぐ環境の整備に資する活動、障害者等の芸術文化活動の社会理解の促進に資する活動など。申請書提出締切:9月4日消印有効 公募ガイドライン、申請書等は下記ウェブサイトからダウンロードできる。http://www.artscounsil-tokyo.jp

3331アーツ千代田、5周年を祝う記念式典開催

アーツ千代田3331の統括ディレクターをつとめる中村政人さん旧練成中学校を利用して誕生したアートセンター、3331アーツ千代田が5周年を迎え、祝賀会が行われました。式典にはアーツ千代田3331代表・清水義次さんや石川雅己千代田区区長、石田勝彦千代田区神田五軒町町会会長、3331コミッションワーク・アーティストで十和田市現代美術館館長の藤浩志さん、中村政人アーツ千代田3331統括ディレクターが挨拶を行い、来賓や参加者が100名ほど集いこれまでの5年と今後の5年へと向かう華やかな式典となりました。旧錬成中学校は昭和50年代に設立された中学校ですが、その後40年を経て、少子化の波を受けて惜しまれつつ閉校ととなりました。石川雅己区長は「錬成中学を設立する時に区の職員として関わりました。二人の息子も卒業生です。そして区長になったときには、少子化により閉校の決断をせざるをえない立場でした。でもこの場所は地域の最大の拠点であり、地域の人々に愛された場所。なんとか新たな光をあてて、第二の人生を、この場所を再生したいと思い続けていました。その中で区に文化芸術の拠点施設を作る「ちよだアートスクエア」構想がおこり、藝大の中村政人さんとの出会いもあって、この場所を芸術文化を育て、伝統を育む場として再度、光をあてることができました。そして今では全国的にみても、価値を持つ施設になり、本当に重要な場にいなっていると思います」と挨拶。3331アーツ千代田はじつは、国からの支援を受けた指定管理者制度で行われている活動ではなく、民間が自立して運営を行う組織となっている。3331アーツ千代田の清水代表は「今、3331アーツ千代田は公民連携の一つの見本と言われるようになってきました。現在ではこの場所には年間80〜100万人の方が訪れ、その中には、全国から視察としていらっしゃる方もいます。やはり3331アーツ千代田は民間自立経営の文化施設であることが我々の誇りです」とその運営形態の独自性を語る。藤浩志さんは「3331は年間を通して、人々が何かをやろうと集まっています。常に何かが生み出されつつあるのではないかと期待される場所です。その制作の現場に立ち寄ることができる、縁側のような存在であることが素晴らしいと思います。人と人との関わりをうむ、適正なサイズの場所なんです。日本は3.31を経て、美術も地方も大きな転換期を迎えています。本当の意味でのクリエイションが生まれることを願っています」と述べた。中村政人統括ディレクターは「不安を乗り越えて想いを高めていき、そこで初めて見える価値や感覚に触れたとき、生き生きとした感情がえられます。そういう場を作りたいとこれまでやってきました。現在、来場者は190万人を突破しました。来られる方の目的意識がはっきりしていること、そして滞在時間が長いのが3331という施設の特徴です。神田発の文化複合施設として3331は可能性に満ちています。2020年には日本各地、そして世界の人々が日本を訪れます。今後も地域とともに、日本そして全世界に開いた3331で有り続けたいと思っています」と今後の抱負を語った。現在、文化庁が行う「日本遺産」や地域が行う芸術祭など、全国各地でアートと地域をつなげた地方創生が行われています。3331アーツ千代田は「行政も錬成中学校の同窓会も強くこの場所を原型のまま残して欲しいと願い、そしてこのような文化施設として新たな形で生まれ変わることができ、地域の重要な拠点となっています」という石田勝彦千代田区神田五軒町町会会長の言葉にあるように、地域の人々の強い願いとアートの力が結びつき、新たな未来へのエネルギーを生み出した「都市型創生」の理想像、これからの日本の豊かな社会のモデルケースといえる存在として着実に歩みを進めているようです。

練馬区立美術館開館30周年記念第二弾、舟越保武彫刻展が開幕!未公開のドローイングも多数展示に

「継ぐ、結う、紡ぐ、響く、繋ぐ、続く」の6つの観点から「回向」を捉えた展覧会『回向──つながる縁起』展が7月11日より開催に

試作版を使った展示テストより ©インゴ・ギュンター曹洞宗 萬亀山 東長寺が「継ぐ、結う、紡ぐ、響く、繋ぐ、続く」の6つの観点から「回向」を捉えた展覧会『回向── つながる縁起』展をP3 art and environment プロジェクトスペースで開催します。「継ぐ」、「結う」、「紡ぐ」、「響く」、「繋ぐ」、「続く」の6つのセクションに分けて、蔡國強やインゴ・ギュンター、オノ・ヨーコらが参加し、3ヶ月にわたりトークイベント、音楽ライブ、ワークショップなどの多彩なプログラムと展覧会が展開されます。「回向(えこう)」とは、自ら修めた功徳を他者のために役立てるという大乗仏教の考え方。この回向の考えが、現代アート、音楽、トーク、ワークショップなど多彩なプログラムで体感できるようなプロジェクトになっています。「循環的な世界観」を提案する未来へ向けた東長寺のメッセージも込められています。東京、四谷にある曹洞宗萬亀山東長寺は420年の歴史を持つ禅寺で、1989年、開創400周年の新伽藍建立に合わせて現代アートの制作機関「P3 art and environment」を開設しました。今年、2015年には新たな活動の拠点となる新堂「文由閣」を建立されました。今回の『回向──つながる縁起』展では、本堂でサウンドアートや能楽などの古典音楽などが演奏されたり、インゴ・ギュンターが制作した5000本の光ファイバーで自然の光を集め、その光で輝く仏陀が登場したり、また横浜美術館でも7月から個展が始まる蔡國強のトーク・イベントなども予定されています。