蕭白、等伯、光琳も、ボストン美術館 日本美術の至宝展に行ってきました!

ギョロリとした大きな目玉、うねるような胴体、圧倒的なパワーで見るものに迫ってくるこの竜、描いたのは江戸時代の絵師・曾我蕭白です。残念ながらこの作品は、日本にはありません。日本美術の数々の名品をコレクションするボストン美術館の所蔵品です。現在、上野の東京国立博物館ではこのボストン美術館の日本美術コレクションを集めた展覧会が開催中です。 開幕日前日に行われた内覧会に行ってきました。すでにかなりの人。私のなかでのお目当ては、この三つ。   ・平治物語絵巻の炎の描写 [caption id="attachment_950" align="alignnone" width="503" caption="※ボストン美術館 日本美術の至宝展公式ホームページより転載"]
[/caption]   訳あって今回はマスコミ内覧会ではなく、一般内覧会へと参加したため、いつもよりも人が多い。特に絵巻は、長いけれど高さ自体はそれほどないので、ケースに人が密集してしまっていて、ほとんど隙間からしか見ることができませんでした。残念。でも、描かれている人の表情や動きがとても生き生きとしていて、思わず楽しくなってしまいます。   ・長谷川等伯の龍虎図 [caption id="attachment_951" align="alignnone" width="500" caption="※ボストン美術館 日本美術の至宝展公式ホームページより転載"]
[/caption] さて、等伯の龍虎図は六曲一双屏風にそれぞれ虎と龍が配置されています。水墨だけの作品ですが、虎の毛の柔らかさ、細密な表現には見とれてしまいます。ふんわり、もふもふ♪   ・曾我蕭白の作品群 [caption id="attachment_952" align="alignnone" width="475" caption="※ボストン美術館 日本美術の至宝展公式ホームページより転載"]
[/caption] ボストン美術館には蕭白の作品が多数、所蔵されています。それもかなり質の高いものばかり。この作品は、制作年代がわかる最も初期のもの。タイトルの通り龐居士とその娘霊昭女を描いたものなのか、女性の脛に見とれて法力を失った久米仙人なのか。蕭白の作品には、じつは二重、三重の罠が仕掛けられているので、注意して見てみてくださいね。ちなみに、蕭白の作品は、4月10日(火)~ 5月20日(日)まで千葉市美術館で開催される「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」でも60点程度が並びます。蕭白作品の謎についてもっと知りたい方は、現在発売中の「美術の窓」5月号で千葉市美術館の伊藤学芸員に教えていただいていますので、ぜひご参考に! なお、蕭白の作品は最後のお部屋にまとめて展示してあります。まずは蕭白から見る!と心に決めている方は、ぜひ第二室の最後のお部屋からどうぞ。
ボストン美術館の日本美術コレクションは、岡倉天心が東洋部長をつとめた頃から続けられているもの。ボストン美術館に縁の深い天心像が、展覧会の入り口でお出迎えしてくれます。ちなみにこの作者は平櫛田中。なんと九十代の作品です。 ボストン美術館 日本美術の至宝
• 会期:2012年3月20日(火・祝)~6月10日(日)
• 会場:東京国立博物館 平成館
• 主催:東京国立博物館、ボストン美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
• 後援:外務省、アメリカ大使館
• 協賛:損保ジャパン、大日本印刷、トヨタ自動車、みずほ銀行、三井物産
• 協力:日本航空、日本貨物航空

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