中国が誇る神品「清明上河図巻」が展示中です

  1月2日に開幕してから、既に入場待ちが120分を記録したという北京・故宮博物院展(東京国立博物館)。本日予定されていたプレス内覧会も、当初の開始時刻から1時間ほどずれての開始となりました。 とにかく日本で言えば国宝級のものがズラリ。青銅器あり、皇帝の装束あり、絵画あり、堆朱あり……。いずれも緻密で、強い緊張感を備えたものばかり。すべてをじっくり見ようと思うと、かなり体力が必要、ふぅ。さて、なんと言っても今回の目玉は「清明上河図」。中国本土ですら、滅多に公開されることのないこのお宝が日本にやってきたのです。全長約5メートル、縦は24センチ。もちろん最初から最後まですべて見ることができます。内覧会であっても、この作品には長蛇の列。じっくりと立ち止まって見るわけにはなかなかいかず。それでも、ぐっと近寄ってみると、舟のなかでうたた寝をしている人の姿があったり、何か物を売っているようなそぶりの人がいたり、それぞれ異なる姿をした人間たちの様が克明に描かれています。この絵のなかに描かれた人数は一説では773人とも!! いずれの人間たちも、のびのびと、エネルギーに満ちています。ちなみにこちらの公式ホームページでは、細部の様子を拡大して見ることができるので、事前の予習にお勧め。  
  この作品以外にも、特に面白かったのが、黄庭堅の「草書諸上座帖巻」。書ですが、コンテンポラリーアートも真っ青な自由な空間構成。堂々としていて、伸びやかで、見ているだけで気持ちがよくなってきます。それから堆朱。精緻な彫りに思わずうっとり。これだけ漆を厚く塗って、それをダイナミックに削っているわけですから、なんとも贅沢。堆朱の中でも、もっとも左側に展示されていた龍の顔が、とてもユニークで愛らしいので、ぜひ見ていただきたい1点。    
清明上河図の展示期間は1月24日(火)まで。かなりの混雑が予想されますので、お早めに。 なお展示されているのは、第一会場の最後のお部屋。朝一番に訪れて、第一会場の出口から入ってまずはこれを見る、といった鑑賞方法もオススメです。ちなみに今回の展覧会では金曜日の夜間展示はなしとのこと。お勧めの時間帯だったのですが、今回は残念。混雑状況は、ホームページに随時アップされるそうなので、そちらをご参考に。  
日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「北京故宮博物院200選」
• 会期:2012年1月2日(月)~2月19日(日)
• 会場:東京国立博物館 平成館
• 主催:東京国立博物館、故宮博物院、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
• 特別協力:毎日新聞社
• 後援:外務省、中国大使館
• 協賛:三井物産、凸版印刷、あいおいニッセイ同和損害保険、華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)、竹中工務店
• 協力:全日本空輸、東京中国文化センター

0コメント

  • 1000 / 1000