光琳の燕子花図屏風が根津美術館で公開中

[caption id="attachment_359" align="aligncenter" width="572" caption="現在、根津美術館で公開中の尾形光琳「燕子花図屏風」"][/caption]   東日本大震災の影響で、海外からの作品が借りられないなど、各地の美術展も開催延期や中止が余儀なくされている。ここ根津美術館でも、本来ならば「KORIN展 国宝『燕子花図』とメトロポリタン美術館所蔵『八橋図』」が開催されているはずだったのが……。同じ燕子花をモチーフとした屏風2点がほぼ100年ぶりに邂逅とのことで期待も高く誠に残念。でも、1点だけではありますが、代わりの展覧会として「国宝燕子花図屏風2011」と題して尾形光琳「燕子花図屏風」が公開中。   リニューアルしてから初のお披露目となるこの「燕子花図」。会場が以前よりもかなり引きをとって鑑賞できるため、屏風本来の魅力が増しているように感じられる。右隻と左隻の構図の取り方の違いも一目で明らかに。   [caption id="attachment_360" align="aligncenter" width="422" caption="左隻の部分拡大"][/caption]
 
      [caption id="attachment_361" align="aligncenter" width="423" caption="右隻の部分拡大"][/caption]
 
  ぐっと寄ってみると、燕子花の花弁に塗られた群青がかなり厚みがある。絵具をボッテリとおくことによって、空間の奥行きが表現されているのは、日本画ならでは。また右隻、左隻と比べると花の色味が異なる。全体のバランス、色彩、構図も含め計算と優れた感覚が合わさって生み出された逸品。     国宝燕子花図屏風2011
• 会期:開催中~5月15日(日)
• 会場:根津美術館
• 問い合わせ: 03-3400-2536
• ホームページ:http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
 

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