「美術の窓」3月号特集 戦国絵師 長谷川等伯 絵筆で天下を獲る 明日発売です!!

昨年秋から追っかけてきた戦国絵師・長谷川等伯。もっとも日本人が好きな絵とも言われる国宝「松林図」(東京国立博物館蔵)の作者ですが、その生涯は意外と謎に満ちています。現存する作品もおそらく100点にも満たず、30代から50代にかけての動向は闇に包まれています。また、もう1点の国宝「楓図」などの現・智積院障壁画と「松林図」では、まさか一人の人物とは思えないほどの作風の違いがあります。 謎の絵師・長谷川等伯とはいったいどのような人物だったのか、残された作品群から読み解いてみました。一部、雑誌の対談「等伯v.s.永徳 山本兼一×山本英男」「智積院障壁画の在りし日の姿を再現」を読んでいただけるようにもなっています。 1月8日、京都国立博物館で、等伯展の企画の一人で2007年には同会場で狩野永徳展の企画も行った山本英男さんと、現在「別册文藝春秋」で狩野永徳を主人公とした「花鳥の夢」を連載中の直木賞作家・山本兼一さんに対談して頂きました。お題目は「熾烈なバトル 等伯v.s.永徳 桃山の覇者はどちらだ!!」。4歳年下の永徳は天下の狩野派を率いるTOP of 絵師。等伯にとってまさに目指すところであり、後に激しいバトルを繰り広げる相手でもありました。さて、二人の対決の詳細とその結果はいかに? ここでは対談を少し公開させて頂きます。 ブログ用-長谷川等伯-山本両先生対談.pdf ←こちらでPDFをダウンロードできます また、今回の特集内では、現在は智積院障壁画として知られる長谷川派の代表作の障壁画のなかから、「楓図」と「松に秋草図」がいかに配置されていたのか、日本建築史を専門とされている東海大学の小沢朝江教授に、誌面だからこそできる在りし日の姿を再現して頂きました。これもさわりを少しアップさせて頂きます。 ブログ用-長谷川等伯-祥雲寺障壁画復元.pdf ←こちらでPDFをダウンロードできます 今回は、作品を通して等伯の姿に迫るということで、関係者の皆様に様々な角度から語って頂きました。加えて、「日本には面白くない場所なんてない」をコンセプトに、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車PASだからこそ楽しめる地域情報サイトを発信しているbecleのninoさんに、実際に等伯ゆかりの京都を自転車で案内して頂いてもいます。ライバル永徳の住まいや、能登から京都に出てきて仮住まいしたと言われる本法寺の場所もすぐにわかるマップつき。もちろん、散歩の合間にお茶ができたりお土産を買うことのできるおしゃれなスポットも紹介しています。 【内容】 ・教えて松嶋雅人さん 長谷川等伯ってどんな人? ・対談 山本兼一+山本英男 熾烈なバトル 等伯vs永徳 桃山の覇者はどちらだ? ・日本建築史の見地から祥雲寺(智積院)障壁画の在りし日の姿を再現 小沢朝江 ・動物へのまなざし 黒田泰三 ・対談 島尾新+板倉聖哲『等伯画説』から読み解く等伯の墨絵表現への道 ・等伯をめぐる人々 祖父、父、そして長谷川派 北原洋子 ・「竹林七賢図」修復の現場から ・「仏涅槃図」に秘められた等伯の想い 大塚日行 ・長谷川等伯子孫による等伯の技法の特徴と長谷川派粉本公開 ・becleで等伯ゆかりの京都をめぐる自転車散歩 ・等伯ゆかりの北陸を気楽にドライブ 美術の窓3月号「戦国絵師 長谷川等伯 絵筆で天下を獲る」は、明日から全国書店にて発売です!! お近くの書店にない場合は、amazonを使って頂くと、最速で翌日にお手元に届きます。 没後400年 長谷川等伯展前の予習に、そして等伯縁の地を巡るお伴に、お手にとっていただけたら幸いです。

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