明治記念館から三井記念、出光美術館へ

明治記念館には、近代日本画が満載! 京都造形大学東北芸術工科大学の共同で、明治神宮外苑に日本文化芸術研究センター設立の記者発表が行われました。会場は明治記念館『若竹の間』。このセンターはすでに建築が始まっていて、竣工は来年6月の予定。7月からはプレオープンとして体験授業が行われ、9月から本格的なプログラムが開始されるとのこと。両大学の理事長・徳山詳直氏、京都造形芸術大学からは千住博学長、麻田彰大学院長、榎本了壱情報デザイン学科長、東北芸術工科大学からは松本哲男学長、赤坂憲雄大学院長、そしてセンター長をつとめる千宗室氏(茶道裏千家のお家元です)、明治神宮外苑の岩本義隆外苑長が出席。基本的には、芸術家や研究者、社会人、学生、そして子供も、様々な世代や立場を超えた人々が集まって、ユニバーサル規模(浅田氏の言葉)でのアート&デザインの県有を行うということ。積極的に社会との関わり、企業との連携もとっていくようなので、新しい形での学舎として期待が寄せられます。 そして、なぜいきなり横山大観?と言えば、じつはこの記者発表が行われた明治記念館入り口から「若竹の間」に行くまでの間に、近代日本画(若干の洋画も含む)が所狭しと壁に並んでいるのです。これは驚き。小林古径や奥村土牛、川端龍子といった画家たちの作品もあることあること。意外なところで、近代日本画展を見ることができました。 その足で三井記念館「特別展 慶應義塾創立150年記念 夢と追憶の江戸 -高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展-」の内覧会へ。ところが、プレス内覧会の時間帯がすでに終わってしまっていて残念ながら作品を見ることは出来ず。不憫に思って下さった広報の担当様から招待券と図録を頂いて、後日訪れることに。 銀座に戻って自転車で画廊を回り、最後にそのまま有楽町駅をこえて出光美術館「芭蕉 <奥の細道>からの贈りもの 併設:仙厓展」の内覧会へ。「美術の窓」9月号の英一蝶特集の際に、芭蕉についても研究者の方からお話を聞いており、じつは「奥の細道」は「奥の太道」だったという説も伺っておりました。というのも、草を枕に眠るなどと知られている芭蕉の細道気候ですが、じつは訪れる先々にはパトロンがいた模様。かなり優待されていたという話だそうです。そう聞くと、飄々とした芭蕉のイメージとはまた違う新しい人物像が浮かびます。編集部内では芭蕉=隠密説なるものも浮上。いずれにしても、一種のヒーロー的な憧れが様々な風潮を生むのかもしれません。さて展覧会ですが、流麗な筆文字ですから、なかなか読み解くのは難しいのが古書ですが、芭蕉の文字は全部は無理にしてもなんと読めます。形がしっかりしているからでしょうか。やはり読めると楽しい。そして、最後の部屋は仙厓の併設展示です。同じ江戸時代に、いわば好対照の二人が一回に楽しめる展覧会です。仙厓のなんとも気の抜けた感じは、とてもカワユイです。若い女性ファンも多く、私の周りにも仙厓グッズを使用する女子がいます。ミュージアムショップもぜひのぞいてみて下さい。

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