英一蝶  展覧会を2倍たのしむ

遅まきながらブログを始めました。 初回は昨日全国書店で発売になった「美術の窓」9月号「大江戸散歩 英一蝶ものがたり」を紹介。というのもじつはこの企画、担当させていただきました。60ページにわたる大型特集です。気合い入ってます!!  今回の特集は物語調になっていて、ユーモラスなキャラ布袋さんと様々な人々との掛け合いで一蝶の生涯と作品の魅力をわかりやすく紹介しています。普段は書店営業担当の先輩H氏も、今回が特集デビューの後輩 I 嬢も、7月の灼熱の太陽のもと、吉原や三ノ輪にでかけ、汗だくになりながら1リットルのペットボトル片手に撮影もしています。 ところで、「英一蝶」とは「はなぶさいっちょう」と読みます。幇間(いわゆる男芸者、太鼓持ちなどと言われます)として花の吉原で大活躍。犬将軍綱吉のご母堂の親類大名や、紀伊国屋文左衛門といった豪商たちにかわいがられてどんちゃん騒ぎをしたり、なんと殺人事件にも関わっているという噂も……。あげくのはてに、三宅島へと島流し。ところが、なんと恩赦によって再び江戸に戻ってまた幇間にいそしむという、なんとも破天荒な強者です。 でももちろん、本業は絵師です。江戸の大人センス満載のひねりの効いた作品を残しています。一休さんが酒に酔って酒屋の前で寝てしまったり、不動明王が背後の火炎を足下に置いて(水に濡れないようにです)滝修行を行ったり。ちょうど9月5日(土)~10月12日(月・祝)まで板橋区立美術館で「御赦免300年記念 一蝶リターンズ ~元禄風流子 英一蝶の画業~」が四半世紀ぶりに開催されます。展覧会を二倍楽しんでいただくためにも、事前にお目を通していただけると幸いです。 インタビュー陣がかなり豪華です。 一蝶研究のパイオニア 小林忠先生(学習院大学教授、千葉市美術館長) 一蝶研究の第一人者  安村敏信先生(板橋区立美術館館長) 一蝶の若手研究者   中島洋平さん(美術史家) 一蝶を所蔵する美術館の学芸員の皆様も熱く語っていただいています。 それからこれは貴重。 日本に四人しかいないと言われている幇間のお一人・櫻川七助師匠もなんとご登場頂いています。 といったところで今日はお開き。今後も誌面でお伝えしきれなかった情報やアートにまつわるネタなどご紹介させていただきたいと思っております。よろしくお願いします。

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